「機-18単価表」「機-1単価表」と計算できるようになったら「機-22単価表」を計算してみましょう。つまりダンプトラックの運転単価です。
ここまでは、「労務」「燃料」「損料」とまあよく見かける名前が並んでいます。そこへきて「損耗費」なるものが現れます。これが積算の落とし穴の一つです。
私が、他人に積算を説明するときよく使う手は「人力土工」「機-18単価表」「機-1単価表」と基本的な事は一通り説明します。これで「1日当たり」「1時間当たり」の基本的な部分が押さえられるからです。その後「ダンプをはじいて」といいます。ダンプの運転単価は「1日当たり」なので簡単に計算できそうなものですが、皆さんツボにはまってくれます。
しばらくすると皆さん熱くなるのですが、そのまま1~2時間ほど放っておきます。頃合を見て「損耗費」の事を説明すると納得されますが、別に面白がってやっているわけではありません。(ちょっと面白いけど・・・)
人に何かを説明するとき、順を追って丁寧に伝えたものは比較的簡単に忘れてしまいます。そこでたまには熱くさせて印象に残させます。
次に計算が合わなかったときは、この印象が蘇って「機-○○」とか、指定事項とかを注意深く読んでくれるのではないかということです。
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