裏込砕石工は基礎砕石工と同じくは特に難しい所はありません。よく見かける歩掛の形式です。
建設機械等損料から機械運転単価を算出し、1日当たり施工量によって数量を計算するだけです。
ただし、基礎砕石工との違いは積算数量と単位です。
基礎砕石工の積算数量は100m2当たりですが裏込砕石工の積算数量は10m3当たりです。また単位もm2とm3の違いがあります。この点はうっかりミスがあるのでよく注意してください。
では歩掛を見てみましょう
裏込砕石工の1日当たり施工量は以下のようになっています。単位はm3です。
この歩掛の構成人員は次のようになっていて、数量は1日当たりとなっています。
使用する材料はクラッシャラン等ですがロス率が定められています。
また雑費は以下のように定められています。
使用する機械は下記の通りであり
運転単価表は以下のようになっています。
まず機械運転単価表からバックホウの運転単価を算出します。
上記の運転単価表からバックホウの運転単価は下記のようになります。
さて、基礎砕石工と同じくこの歩掛の注意点はここからです。注意点とは構成人員がまちまちで数が多い事です。
単価表は下記のようになっています。
数量の欄に構成人員が当てはめれれていますが、これをすべて計算します。
実際の数量を計算していきます。
0.7x10/38=0.1821=0.18
1.3x10/38=0.3421=0.34
3.3x10/38=0.8684=0.87
1x10/38=0.2631=0.26
と言った計算を標準歩掛入力で入力して最終的に下記のようになります。
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