基礎砕石工は特に難しい所はありません。よく見かける歩掛の形式です。
建設機械等損料から機械運転単価を算出し、1日当たり施工量によって数量を計算するだけです。
では歩掛を見てみましょう
基礎砕石工の1日当たり施工量は以下のようになっています。単位はm2です。
この歩掛の構成人員は次のようになっていて、数量は1日当たりとなっています。
使用する材料はクラッシャラン等ですがロス率が定められています。
また雑費は以下のように定められています。
使用する機械は下記の通りであり
運転単価表は以下のようになっています。
まず機械運転単価表からバックホウの運転単価を算出します。
上記の運転単価表からバックホウの運転単価は下記のようになります。
さて、この歩係唯一の注意点はここからです。注意点とは構成人員がまちまちで数が多い程度です。
単価表は下記のようになっています。
数量の欄に構成人員が当てはめれれていますが、これをすべて計算します。またよく行うミスが敷砕石の厚さを考慮しないというミスです。前回の積算の際、敷砕石の単価は○○だったから今回も・・・。などというのはよく見かけるミスです。厚さ10cmと15cmでは材料費が1.5倍違うことをうっかり忘れてしまいます。
ミスの話はともかく実際の数量を計算していきます。
0.6x100/155=0.3871=0.39
1.1x100/155=0.7097=0.71
2.9x100/155=1.8710=1.87
1x100/155=0.4652=0.47
といちいち計算するのはめんどくさいので、標準歩掛入力で次のように入力します。
世話役を例に取れば積算数量算出において
基準量に0.60(構成人員より)
1日施工量に155(1日当たり施工量より)
基準施工量に100(単価表が100m2当たりであるため)
を入力し[積算数量反映]をクリックすると数量に計算結果が入力されます。これによってめんどくさい計算を省くことができます。
同様の作業を繰り返して下記の表が出来上がります。
材料費である砕石の数量は割愛しています。施工条件によって数量がまちまちであることなどが理由です。
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