積算解説

土木積算システムの井解
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積算解説の目次と記事一覧


   積算準備


   積算を始めるにあたって


   機械運転単価

     機械運転単価について

     建設機械等損料表の構成

     運転1時間当たり損料の計算

     運転1日当たり損料の計算

     供用1日当たり損料の計算

     運転1時間当たり損料換算値の計算

     運転1日当たり損料換算値の計算

     運転1供用日当たり損料換算値の計算

     燃料消費量の計算

     ここまでのまとめ

     豪雪地域補正

     岩石土木作業補正

     運転1時間当たり単価表

     運転1日当たり単価表

     ダンプトラックの運転単価

機械運転単価を計算していてつまずく所があります。
それは、機械損耗費です。

建設機械はそもそも磨耗していくもの。磨耗する内容は最初から損料の中に含まれているはずです。にもかかわらず損耗費として別途計上されています。

この損耗費の正体はタイヤ、タイヤチェーン、ビット類です。実際によく目にするのはダンプトラック運転のタイヤ損耗費です。ダンプトラックの場合、舗装路を走行する場合と、現場内の未舗装路を走行する場合によって磨耗の具合が異なります。このため道路条件によって異なった損耗費を定められています。

[共通]-[機械土工(土砂・岩石工)]-[ダンプトラック10t積]を例に説明します。
単価表は[機-22]となっていることから以下の表を使用します。
単価表は歩掛を記載している資料であれば記載されているはずですので探してください。

ダンプトラック運転1日

また指定事項は以下のようになっています。
[労務] 1.0
[燃料] 76
[損料] 1.24

ここで疑問に思うのは[機-22]は数量を4箇所に当てはめる必要があります。ところが指定事項は3つしかありません。指定事項には[損耗]が記載されていないのです。では何をもって[損耗]とするのかと言うと[損料]を使用します。つまり、[機械損料]と[損耗費]は同じ値を当てはめます。

その結果次のようになります。
ダンプトラック運転1日

あとは上記の表に単価を入力するわけですが、2点注意が必要です。
①運搬する物は、土砂、岩石、コンクリート、アスファルトによって補正が必要
②道路の路面状況によって適用する[損耗費]が異なる

①の補正については岩石土木作業補正を参照してください。
②の路面状況は建設機械等損料表に記載が有ります。

以上がダンプトラックの運転単価に関する説明ですが、[機-22]も頻繁に使用する単価表です。このため運転1時間当たり単価表運転1日当たり単価表と同じく必要項目を自動追加します。指定事項は入力する必要があります。

ダンプ運転1日

時間単位を[供用日]に設定します。
すると右側の機械運転単価の選択が時間単位に応じて選択可能になります。
今回の場合は機-22[供用日]を選択します。
指定事項である損料数量 1.24を入力します。
その後[新規登録]をクリックします。

すると数量入力を要求されます。
数量入力

これは指定事項の燃料費の入力です。指定された燃料数量 76を入力します。労務費である[運転手(特殊)]の数量は通常 1.0ですので自動で入力します。

ダンプトラック運転1日

その結果上記の表が出来上がります。
この表を合計すると45,487円となります。

     機械運転単価のまとめ

     削除された機械損料の算出


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