検算のために購入する資料は自分でデータを作成する場合に重要な資料となります。積算システムに始めから入力されてあるデータを使用する場合は必要ありません。
この資料はあくまでも標準的な条件のもと積算を行った場合の金額が入力されているだけです。施工条件による補正、割増しなどは考慮されていません。
しかしながら、積算基準から歩掛を求め、計算結果を得た場合、結果の正誤を確認したい場合があります。そういった場合に有ると便利な資料です。
一般的な積算に関する積算例は東京もしくは資料を作成した都道府県の基礎データを使用しています。実際に結果を得たい都道府県のデータではないため確認を行っても不安が残ります。ですがこの資料があれば各都道府県の標準的な金額が記載されているため確認が出来ます。
注意すべき点は、材料費は考慮されていないと言う事です。計算に含まれている内容は人件費、損料、燃料くらいと考えたほうがいいでしょう。
毎年購入するような類のものではありませんが気が向いたときに購入すると便利です。